2013年6月30日日曜日

蟲師

「蟲」と呼ばれる怪異。

それを解決する職業が蟲師。

雰囲気とか手ざわりが合うなら、とてもおもしろいと感じるだろう。

『瞼の光』という短編に世界観が凝縮されているのでおすすめ。













2013年3月11日月曜日

のだめカンタービレ

音大を舞台にした音楽漫画(?)

のだめ(ヒロイン)のキャラがたいへんすばらしい。

これほど女子力の低いヒロインもめずらしいのでは。

ギャグ漫画かと思うほどギャグも多いが、ストーリー性もしっかりしている。










2013年3月10日日曜日

僕らはみんな河合荘

アパートでの共同生活を軸に展開するギャグ漫画。

少し下ネタが多めだが、女性の作者ゆえに節度は理解している。

基本はギャグ漫画だが、意外にも2巻には泣けるシーンが待っていたりする。











2013年3月9日土曜日

極黒のブリュンヒルデ

魔女と呼ばれる少女たちの物語。
ここで言う『魔法』とは超常能力のことらしい。
少女たちの運命は、理不尽なまでに残酷。
しかし、その運命にあらがう少年がいる。
あきらめない強い想いが、少しずつ冷たいルールを溶かしはじめる。













2013年3月8日金曜日

無限の住人

時代劇漫画。
そのはずだが、じっさいはかなり独自のアレンジが施されている。
おかげでまったく退屈しない。

暴力描写、残酷描写がかなり過激。
そのあいまに純愛を描いたりするから困る。
構図が巧み。

最終回は好みがわかれそう。

















2013年3月7日木曜日

ドリフターズ

内容を語ると即ネタバレになってしまうのでなにも言えない。

多分に中二病的ではあるが、それだけではない。

キャラの設定など非常に巧み。














2013年3月6日水曜日

ドロヘドロ

屈強で体格の良い怪力女子が不思議とかわいい漫画。

ニカイドウはすばらしいキャラクター。

戦闘狂が多すぎて、暴力的な場面がいっぱい。
ときにはグロテスクですらある。

くどいほど独自の世界観で描かれており、
好きなひとにはたまらない作品となるだろう。










2013年3月5日火曜日

バガボンド

天下無双を追い求める物語。
孤独な主人公。
持たざるがゆえの強さ。
そして、もろさ。
戦いの螺旋からいつ下りられるのか。














2013年3月4日月曜日

ベルセルク

主人公は戦士。
ときには修羅のごとく、ときには悪鬼のごとく戦いを続ける。
復讐の旅。
すべてを焼きつくすほどの怒りを抱えながら。

おどろくべきは、幾度もの地獄をさまよいながら、
彼がお人好しなままでいること。
それこそが、いちばんの奇跡。いちばんの見所。


















2013年3月3日日曜日

進撃の巨人

荒唐無稽なように見えて、意外にも確固たる世界観を持ったダークファンタジー。

主人公は本来はエレン(少年)なのだろうが、ひときわ輝くのはミカサ(少女)。

戦闘力の高い美少女というだけでなく、そのこころの激しさが魅力。
冷静なのだが、どこがずれていて、思い込みだけで生きてる感じが素敵。








2013年3月2日土曜日

ハチミツとクローバー

有名な漫画なので、私的な感想をメインに。

群像作品といっても良いぐらい各キャラをバランス良く描いている。
ストーリー展開も、基本は明るく温かい。
でも、それだけではない。
重たい部分もきちんと描写している。
暗くなるギリギリのラインをじょうずに駆け抜ける。

以下は、個人的に好きなモノローグ。
『君の願いが どうか
 粉々に 砕けますように
 きれいな思い出に
 なんてすると
 空にのぼって
 いつまでも
 星みたいに輝くから』















2013年3月1日金曜日

巨娘

まず斬新な物語を作ろうという志の高さがすばらしい。

設定は細部まで作りこまれている。

展開はテンポよく、そつなく、おもしろい。

ただ、作りこみの方向性の問題で長編には向かない気がする。












2013年2月28日木曜日

惑星のさみだれ

物語自体は、中学2年生がたまらなく好きそうな設定。
コンセプトは練られているが、けっして巧みなストーリーではない。
画力も味はあるが、高度とは……。

ところが、なんだろう。
話が進むにつれて高まってくるこのおもしろさは。

ひとつは作者の思い入れの強さだと思う。
最後まで読めばわかるが、非常に真摯に作ってある。

事実上の主人公、さみだれの少女としての恋する気持ち。
願望と恋心の葛藤が、とてもリアルに描写されている。












2013年2月27日水曜日

惡の華

変態的ではあるけれど、天才的な作品。

想像だけでこの温度と湿度は出せないだろうと思っていたが、どうやら半自伝的作品らしい。
しかし、この作品を描いてしまったら、もう怖いものはないだろうな、押見修造。
過去作『漂流ネットカフェ』もかなり自伝的な要素があったらしく、じっさい、「奥さんとの関係が揺れた」とあとがきに書かれていたが、この『惡の華』も相当なもの。
ここまで身を削って描き出す情熱を高く評価したい。

ただ、思春期のひとは読まないほうがいいかもしれない。
酔う危険性が少なからずある。








2013年2月26日火曜日

鋼の錬金術師

ありそうでなかったダークファンタジー。
女性の描く戦闘シーンはどうしてもテンポが気になるが、この漫画は例外。
にもかかわらず、戦闘シーンは必要最小限にとどめるさじ加減。お見事。
少年漫画だが、長い戦闘シーンが苦手な女性にこそおすすめしたい。

個人的に好きなキャラは、ランファン。
くのいちで美少女で高い戦闘力。そして、一途。
「どうだ……出し抜いてやったぞ化け物め!」のシーンは泣けた。











2013年2月25日月曜日

荒川アンダーザブリッジ

シュールテイストのギャグ漫画。
ハマると止まらなくなる。
3巻ぐらいまではわりと万人受けする内容で、そのあとは、だんだんと狭き門へと向かう展開。

ほとんどのキャラが、ぶっ飛んでいる。
シスターもマリアもすばらしいキャラだが、ニノさんが個人的に好き。


じつは、シリアスな設定が隠されている。
エンディングは想定済みなはずだが、同じスタイルでひっくりかえそうとしている有名な漫画があるので(しかも、おそらく同時期にラストをむかえる)、少し心配。










2013年2月24日日曜日

溺れるナイフ

本当に幼い年齢の少女が、とある不思議な少年に出会うことから始まる物語。
作者が描きたかったものはなんだろう?
10代前半特有のあやうさか。
それとも純粋さゆえのもどかしさか。
いずれにしても、きれいに表現できていると思う。
この作者がこんなに器用なひとだとは想像していなかった。
あとは物語がどこに向かうのかを見守っていきたい。