2013年2月8日金曜日

夏雪ランデブー。


最初にどの漫画のことを書こうかと迷った。
語りたい作品はたくさんあるから。
本棚をざっと見渡してみても、やっぱりなかなか決められない。
初めはいわゆるメジャーどころにしようかなとか思ったけれど。。。
あえて、好きなものから始めてみようかと。
それが、『夏雪ランデブー』。

物語は、すごくせつない。
主要な登場人物3人は、みんなそれぞれの想いを胸に秘めている。
だれかを想えば、だれかが傷つく。
恋心よりは愛情を表現することが優先されているため、熱くて冷たい印象を受ける。
だが、残酷ではない。
作者の個性が明確に出ているため、合う人にはすごく合うと思う。
重要な意味を持つモノローグがとても詩的で、じょうずに使われている。
短歌や詩が好きなのだろう、きっと。
この作者の作品については、ほかにも書こうと思う。
追記
この漫画はアニメ化されている。
ほぼ原作に忠実に制作されている。
ただし、作品の持つ特有のふんいきを表現するのはむずかしかったのかなという印象。